海辺ヨガライフ

糸島半島の海辺でサーフショップ&ヨガクラスを営んでおります。
日々の暮らしやお知らせを綴っています・・・。
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天然酵母「身の丈ハウス」

やっと完成しました!!
「イエノタネ」の女建築士と共に計画してからもう4年も経ちました。
市街化調整区域であり国定公園第三種でもあるこの場所にマイホームの建築許可が下りるまでそれは、それは長く大変な道のりでした。
しかも崖条例という条例があるお蔭で予想外の大出費
でも、ここの場所以外に根を張る場所は考えられなかったから、建築士さん達がとてもがんばってくれて3年がかりで建築許可をとってくれた。

ヨガスタジオ&サーフショップの裏にある少し高台の土地

西側には、松ノ木林。南側と東側には雑種木
そして北側はやっぱり海
見下ろせる遠くの水平線と広い海の風景が自慢です
今までの家と違って少しだけ山手に入っただけで風が気持ちよく通り、夏でもエアコンいらずで過ごしやすい

外観は、グレーの塗り壁
木建は、白のステインを塗りました

私が気に入っているのは、南側にある玄関
「南側の山の風景を眺めたい」という私の希望から、建築士さんが大きな引き戸の玄関ドアを設計してくれました
玄関ドアのガラスは、私がネットで探した水玉模様のポップな擦りガラスをはめ込んでもらいました

土間は、料亭にあるようなセメントに丸石をはめ込んでもらいました
玄関内の壁は、前に知り合いからもらった珪藻土を塗ってもらいました
玄関の照明は、レトロ調のペンダントランプ
玄関は、少し和風調に仕上がってます

土間から上がると3枚の引き戸の建具。
子供たちが、学校から帰ってきて玄関を開けるとスグに家の中の様子が分かるように透明ガラスを大きくはめ込んでもらいました。

入ってスグにリビングです
床と壁は、日本杉を張っています
床には、柿渋を塗り、壁には、白の自然塗料を混ぜた柿渋を塗ってもらいました。
ステインの白と迷ったけど、屋内はなるだけ天然塗料を使いたかったので・・。
白の柿渋で正解☆
ステインとは違って、うっすらと優しくほんわかな風合いに仕上がりで落ち着きます♪

キッチンは、本や雑誌で見かけるようなフランスのキッチンのようにビビッドに☆
壁は、パープルピンク☆
早くも母が参上☆
キッチンとダイニングの境目の下し壁は、ガラスブロック(たまゆら)を入れました。
キッチンの柱は、ブルーグレーに調合したペンキを自分で塗りました。
ここは、柿渋を塗っていたのですが、なんかどうも気に入らなかったし、しっくりまとまってない感じだったので。
旦那の反対を押し切って強引に塗りましたが、出来上がりには旦那も気に入った様子。
ペンキ職人に、このブルーグレーの色の調合を厳しいぐらい指示をしたので思い通りの色が出来上がってます。

キッチンは、オフィスハラダ社長に相談し、オーダーメイドのオールステンレス。
シンクや作業台の高さは、私や旦那の身長に合わせているので、通常のものより少し高めです。
作業台やシンクも広くて大きくとっても使いやすいです。

これが自慢の業務用コンロとオーブン。
火力が半端なく、中華や野菜炒めが美味しくササッと出来そうです。
業務用ガスオーブンで焼くパンは、美味しいだろうな〜。


ここは、ちょっと贅沢にキッチン収納庫。
保存食や電化製品をすっぽり収納する場所があると、キッチン周りがスッキリして気持ち良く、掃除もしやすいです。

これは、勝手口。
赤のペンキを塗ってもらいました。
こんな風にナチュラルカラーの中にポンっと思いがけない色を使うのが好きです。
勝手口はキッチン収納庫にあり、西側なので西日が入らないように小さ目のガラス窓しか入れてません。
我が家の西側は、西日除けの為にトイレ・お風呂場以外は窓が全くありません。

脱衣所の壁は白ステインを塗ってもらいました。
リビングと違って、水回りは、白をもっと強調して清潔感を出したいので。

お風呂は、ブルーのタイルを壁と床一面に張ってもらいました。
本当は、モザイクタイルが希望だったのだけど、普通のタイルの3倍のお値段なので断念
でも、出来上がってみると、このタイルでも良かったな〜って思えてます。
お風呂の窓は、湯船に浸かりながら外の木々が見え、森林浴も楽しめるように大きなものにしました。
ここは、家族以外に人が来ないので安心です。
サーファーの家なら必ず付けておきたい外から直接お風呂に行ける勝手口。
ウェットスーツのままで、部屋を汚すことなくお風呂に入れます。

二階は、やはり日本杉を床と壁一面に張ってもらいました。
長女:果林が無垢のままを希望したので、床だけ柿渋を塗り、壁はそのままです。
すでに散らかっている子供部屋
今までは、「レッスンがあるから片づけなさ〜いっ!!」と怒鳴っていたけど、これで容赦なく散らかせるって感じですね。
お友達も気兼ねなく呼べて楽しそうな我が子です。
子供部屋は、広く、1階から伸びる薪ストーブの煙突が部屋の隅に出没し、そのまま屋根に付きだす予定。
子供部屋に煙突が通過することで冬場は室温が2度以上上がるそうです。
薪ストーブ設置作業は、8月にします。

子供部屋の隣の夫婦の寝室です。
朝起きて窓から見る海は絶景です。

1、2階の床に塗った柿渋の上から蜜蝋ワックスを塗ってくれたのは旦那と果林。
暑い中、がんばってくれました。

左側が塗る前、右側が塗った後。

家の照明は、ほとんどがフィッシャーマンズペンダントランプ。
シーリングファンや照明はほとんど私がネットで注文して自分で取り付けました。

家の建具の全てが1枚板を使用しており中が空洞ではなく、重厚感があってがっしりとしています。
三坂建築の大工さんの腕が半端なく良くって、住んでて安心できる丈夫で健康な家だな〜ってつくづく思います。

何よりも女建築士の波へいとナベちゃんには本当に感謝感謝です。
4年間もの長い間、私の気まぐれと次々に立ち塞がる法の壁に果敢に挑み、建築許可・中間検査・完了検査全ての課程を無事に済ませ、私達家族の家を建ててくれました。
今となっては、建築許可が下りない場所。この過酷な法の壁を乗り越え、私の想いを全て形にしてくれた女建築士。まさにこの建築依頼は、蓋を開けてみると戦場そのもの。
その戦場で見事生き残り勝利をおさめた二人に「戦場建築士」と命名させていただきますっ
他の建築士や工務店ならとっくの昔にさじを投げていたに違いありません。
二人とも、本当に本当にありがとう!!

サーフショップ兼住居を新築したのが10年前。
その2Fでヨガスタジオをオープンして5年と4ヶ月。
たった10年の間に2棟目の家を建てることにやはり金銭面で勇気が要りました。
しかし、子供が休みの日の居場所や急病等で住居とヨガスタジオが同じであり続けることに常に限界を感じており、限界を感じながらやり続けてきた5年間でもあったように思えます。
それは、私だけでなく、旦那や子供たちにとっても様々な面で我慢や苦労を共にしました。

少ない予算でいい家を建てたい。
時間はかかってもいいから完全な住居が欲しい。
4年もの間、ミーティングを重ねプクプクと熟成させた天然酵母のような家。
何事も常に「身の丈」程度のもので。
ハイテクで大きな家ではないけれど、私達家族にはこれぐらいでいいかな・・っという按排を常に忘れなかった身の丈ハウス。
やっと完成したその家で暮らしてみると、これを目指してがんばってきた自分を「あんた、よくがんばったよ!」って正直褒めてあげたい程、この家が建ったことも、それまでの自分のがんばりにも納得できるものがあった。

新しい家に住むことで、時間や気持ちに少しゆとりが持てるようになってきました。
お蔭で、ヨガ場も広くなり、気の通りが良くなったように思えます。
新しい家が出来たと同時にヨガ場も新しく生まれ変わったようで清々しいです
そんなヨガ場でこれからもよりゆとりある気持ちで練習や指導していけること、そしてここに来てくれる生徒さん達に感謝し、より一層充実したレッスンができるように精進していきたいと思っています。























| 家作り | 12:51 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
4月養成コース卒業生(最年長??)の坂田です。

住居完成おめでとうございます。
いつもBlog拝見してます。
先生のバイタリティーには驚きです。

8月2日藤川さんとレッスンで伺います。
よろしくお願いいたします。
| mikko | 2011/07/26 11:54 AM |
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